ACT入力でものを書く

ACTに限らず、だが、物書きがワープロに移行したことで文体が変わったという話を聞いたことがある。
私の場合は物書きではない。文体も何も無い、支離滅裂な書き方だ。
AZIKやACTのローマ字拡張は、漢語、漢字の熟語に多い音を少ないストロークで打つものだ。したがってAZIKやACTで何か書いていて、打鍵動作にある種の快感を覚える文体というのは、どうしても漢字熟語が多いものになる。というか、そのような文を書く傾向が強くなるような気がする。
入力機器、方式の特性によって、言語が影響を受けるということ、これは本来あまり好ましくないのだろうな。

ACTでは、漢語以外の頻出文字列もローマ字定義に追加している。
これもかなり恣意的で、自分がよく使い、なおかつやや打ちにくいと感じているものからインプリメントしている。そうやって実装した省略打ちは、沢山使って指に覚え込ませたい、と思うから余計書く場面で多用することになって、さらに文体に影響を及ぼすことになる。

となると、心情的にもあまりこれらの省略打ちを、ACTの仕様だ、ということでぎっちり定義してしまうのには抵抗がある。個人的にはどんどん定義して使っているのだが‥‥‥